スザリダーラ

色の街 虹彩のない目
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# 遅くなったバレンタイン
IMG_4170.png
左手作。
必要に迫られると、いがいとうごく左手くん。
| comments(1) | trackbacks(0) | 17:41 | category: ふきだし |
# 箱根彫刻の森美術館













iPhone4にて。

画質に限界があるものの、うまく切り取れたように思う。

| comments(8) | trackbacks(0) | 21:52 | category: ふきだし |
# しあわせのこと
 時々、ものすごい幸福感に襲われる。

出会った人、もの、風景。

すべてに恋して、すべてを愛して。

声の限りを尽くして、歌を歌うような。

出会った人すべて、今回りにいて私と関係を持っている人たち、
私と関係があった人たち、

どんなことがあろうと会えてよかった。
愛しているよ、と
力一杯のハグをしたい。

いきてるって、いいなぁ。

| comments(7) | trackbacks(0) | 22:42 | category: ふきだし |
# dialogue in the dark
 dialogue in the dark に行って来た。

博報堂大学の「幸せのものさし」に取り上げられていて前々から興味を持っていたけれどなかなか知り合いの都合が付かず、今日が念願のイベント初参加だった。

一緒に行ったのは、イギリス人の友達。
事前にその旨を伝えておいたおかげで、アテンドは日英仏がしゃべれるトリリンガルのトニーさんがおこなってくださった。

荷物、貴重品、手持ちのものはすべてロッカーに入れて、準備万端。

入り口のお姉さんから簡単な説明を受けて、暗闇の中に入っていく。
最初はランプの光程度の光量がある部屋だ。
そこでアテンドのトニーとご挨拶。
暗闇の中で安全に楽しむために、自分の身長にあった杖を一杖ずつ持たされ、使い方の説明を受けた。
白い杖。視覚障害者の方が道を歩くときに持ち歩くもの。
だが今回の場合は逆だ。彼らの世界に初めて踏み入れる不慣れなのは僕たちなのだから。
トニーは杖なんて持たないで、僕らをゆっくりと闇にならしていく。
まるで、お風呂が初めての赤ん坊をゆっくりと湯船につけるように。
怖くないよ、だいじょうぶだよ、と。

カーテンを一枚捲るたびに闇が深くなっていく。
お互いがまだうすぼんやりと見える中で、
僕らは自己紹介をし合った。名前とあだな。
一通りの自己紹介が終わった後で、トニーは部屋の光を少しずつ絞っていった。

闇だ。それは唐突なまでに真っ暗だった。
さっきまでの光なんてはじけとんで、隣にいる友達の存在も希薄だった。

トニーは手を握り合ってみんなで円を作ろうと言う。
手をちょっと伸ばせば彼らがいるのに、触れなければそこにいるのかいないのかよくわからない。試すようにちょっと手を伸ばしただけで、誰かの手に触れた。こわごわと指を縮ませ、握る。
友達ならいざ知らず、全くの赤の他人の手を掴むのは、何となく気まずかった。
僕が知っているのは、彼らの名前と、ほんのちょっと光のもとで見えた姿形だけなのだ。

みんなで作った握手の輪をさらに縮めてみよう。
トニーの声に、皆従う。
お互いの肩が触れて、呼吸が近くなった。
だれかの汗のにおいがした。
輪の中心がメンバーの体温によってぬくまり、ぼんやりとした熱量を帯びている。

トニーがカーテンを開ける。しゃらしゃらと布が擦れる音がした。
さっと森のにおいが、鼻腔をなでた。なんなんだ?どこにいくんだ?

さぁいくよ。

一歩踏み出した場所は森だ。たぶん。
木々の香ばしいにおい、そして土の熟れたようなにおい。
鳥の声や虫の声が聞こえる。
足の裏の感覚が柔らかかった。
僕らはまだ手を握り合っている。

トニーはグループの結束力を試すために、まずはトンネルをくぐってみようと言った。
彼は男子だけを呼び寄せて、トンネルの大きさ/形を教えた。
僕も含め、女子はその様子を聞いている。
さっきまで両手で握っていた友達の手が離れていった。さっき知り合ったばかりの子と繋がっている手だけがやけに生々しく、しかし孤独だった。
ぽつんと暗闇の中にいるのが怖かった。
この手の温かさが誰かに繋がっているのだと信じたくて、声をかける。返答がかえってきて、少しほっとする。

トンネルを調査し終えた男子たちが近づいて、離れていたものが繋がった。
さっきまで他人だった、ろくに顔も覚えていない子が僕の手を掴む。声をかけてくる。
ほっとした。
近くにいるよ。大丈夫だよ。

チームが協力して、互いの存在を確認しながら、暗闇のトンネルを抜けたとき、僕は自分が抱いていた恐怖が一切なくなっていることに気づいた。

視覚をのぞく感覚が、普段抑圧されている穴の中からうごうごと這い出てくるように、いろんなものを感じようと躍起になっている。
そこには自由への喜びと情報に対する渇望があった。
暗闇の中の仲間たちに対する親近感が濃厚になった。
肌がふれあうことの気持ちよさ、安心感があった。

その後の冒険は、普段視覚によって抑圧されている感覚、喜ぶを十二分に堪能できる内容だった。

闇の中にいればいるほど、僕は様々な制限から解放されていくように感じた。
興味は尽きず、いろんなものを触り、いろんなもののにおいを感じ、いろんな音を聞きたいと思った。そして、それを仲間と一緒に共有したいと思った。


約一時間半に及ぶ暗闇の探検を終え、僕は不思議なことに気づく。
闇に入る前は希薄だった仲間たちの感覚が、今では確かだった。
そして仲間たちが存在しているのと同じくらいの確かさで、僕は存在していた。
それがカーテン一枚を捲ってしまうともうおしまいになるのだろうか。。。
そう思ったら残念でしょうがなくなった。
まだこの闇の中で、あたたかな親近感の中に埋もれていたい、と。

光の世界に出てきたとき、僕は何かめまいのようなものを感じた。
いろんなものをなくしたような、そんな気もした。
視界が開けてしまうと、僕らの間にあったぬくもりはそっと身を引いたように感じた。
光が当たって、個々の形が形成されると同時に、何か、薄い膜が僕ら個々の周りをうっすらと覆うような。。。それは個のもつ質量が自らの形を思い出し、自他の区別を明確に線引いたからなのか。。。

暗闇というメディアがあったからこそ、すぐに構築できた感情/思いがあったのだろう。
光の世界だと構築するのが難しいなにか。。。
もう一度あの場で得た親近感に浸れたら。。。

そう思いながら、一人睡眠の闇に溺れる。

おやすみなさい。
| comments(1) | trackbacks(0) | 00:07 | category: 足の裏 |
# 森村泰昌 なにものかへのレクイエム
DCF_0033.JPG
気付いたこと二つのメモ。

 峪筺廚辰討匹海泙如峪筺廚覆鵑世蹐Α

森村は歴史の名場面やら写真やらを偽造する芸術家だが、
彼の著作で面白いことを言っていたのを思い出した。
森村は、例えば化粧をしても森村一個人、として認められるのか?と。
女性も、そしておそらく男性も、化粧をしても免許証写真を取れるけど、証明証に写った本人と認められる程度に化粧をすることが認められている。
しかし、それはどの程度なのか?
あいまいな境界線だ。

⊃佑聾た目で決まる?
同じ顔同じ化粧でも、話し方を変えるだけでずいぶんことなる、というのを知った。

二つ連続したスクリーンに、ヒトラーもどきの森村が一人づつ写る。

一方は、静かに、内省的に、独裁者がもたらす弊害と恐ろしさを語る。言語は英語。非常にきれいで聞き取りやすい、ブリティッシュイングリッシュ。

もう一方は、激しく熱情的に、そうまるでヒトラーの演説を物まねするように、わけの分からないたわ事を、口角に泡を浮かべながら言う。
例えば、「チャイニーズ、チッチャイーナ!」とか。
森村がやたら舌をまいて発音するので、最初ドイツ語でしゃべっているかと勘違いしてしまった(笑)

しかし、これ。時に吹き出しちゃうようなしょうもない言葉にもかかわらず、ややもすると恐怖を感じる圧迫観があった。

人は見掛けで9割り決まる!ってなにかの本で言ってたけど、確かにそのとおりだと思った。


いままでセルフポートレートってあんまり興味なかったけど、結構考えさせられるポイントがあるな、と感じられたのが、今日の収穫か。
| comments(6) | trackbacks(0) | 19:16 | category: ふきだし |
# カラバァッジョ
映画。

主役がかっこいい。
かつ、うまい。

が、私的イメージの彼はもっと耽美なので、
以外と真面目で、一途な激情型の彼、死の影に怯える彼は、
なにかイメージからズレているように感じた。

果物籠を持った少年像の由来も、もっと放縦かつ豊潤なものがあるとよかった。

何より残念なのは、カラバァッジョの色彩感覚を、酒場にありふれた色として、見るものにとらえさせてしまったこと。

酒場にある色、であることは大いに結構だが、彼のフィルターを通さないと見えてこないカラーだ、と思わせてほしかった。

彼の色彩感覚がやや安売りされた気持ちがした。
| comments(0) | trackbacks(0) | 00:18 | category: ふきだし |
# 肌に気泡 
言葉たちが疼いている。
体内の奥から、気泡がふつふつと上がってくる感覚。

イーストに砂糖とぬるま湯を入れてしばらく置くと、この不可思議な菌は、独特の臭みを吐き出しながら、砂糖を食べ、二酸化炭素を排出しだす。
まるでよどんだ沼の水面に浮かび上がる泡たちのようだ。汚らしく、おぞましい。
この沼の一滴を顕微鏡で見たら、たくさんの微生物(細菌)がうごめいているのが見えるのだろう。
パンの場合も同じだ。生命の元は、何か得体のしれない、どろりと粘性を持った薄茶色の液体で、異臭さえする。
僕はこのにおいが好きじゃない。
この泡が好きじゃない。
でも、このやり方のほうが、発酵が進みにくい冬場でも比較的良く膨らむ。

バイト先のパン屋の店長はよく、「ひと手間が大事や」と言う。
「三十分長く発酵させるんや」
唐突に店長は言った。僕は何が何だか分からなくて、、「はぁ…?」とだけ返した。
「うちの食パンおいしいてお客さんがいってくれるのはな、ひと手間かけて、三十分発酵を長くしてるからなんや」
これがめんどくさくてなぁ…。店長はパン生地を等分に切り分けながら、苦笑いする。

定休日の翌朝に店に立つと、少なくとも三四人のお客さんが「食パンあります?」と聞いてくる。
「食パンはお昼の十二時ごろに焼き上がるんです。申し訳ありません」、と僕。
残念そうに帰っていく彼らの背中に、店長は「すんませんね」と声をかける。居心地の悪い、けれど何となくうれしい気持ち。

ひと手間省いたら、より早く、より簡単にお客さんにパンが出せるのだと店長は言う。
「けどな」
リズミカルに揺れる肩。パン生地は次々と丸まっていく。
「難しいほう、難しいほうを選ぶ。したら、お客さんはわかってくれる」
あっという間に、トレーの上には成型を終えたパンたちが並んだ。
発酵機にトレーと生地を滑らせて、また違うパン生地を切り始める。
「人に認めてもらうにはなぁ、パンは三十分で済むけど、人間は十年はかかるで」
店長は再びパン生地を切り始める。
「だから必死であがきぃ。」
本当に、僕はこの人には頭が上がらないと思う。

壁にかかる時計が遠い。
今僕は、くさいにおいをまき散らしているのだろう。
体表が、気泡で埋め尽くされそうだ。
ああ。僕は、いっぱしのパンになれるのだろうか。
| comments(0) | trackbacks(0) | 00:23 | category: ふきだし |
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